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こんぴらさんに来る前に! 知っておくと10倍楽しくなるアレコレも人気です。ぜひご覧ください。
こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回はこんぴらさん参拝日記のVol.2です。前回は365段目の大門まで行きました。今回は大門を抜け、神馬のいる大広場までやってきました!!
目次
五人百姓
大門をくぐると目の前に白い傘が5つ飛び込んできます。
ここの傘はお店になっていて、5人の方が飴を売っています。「五人百姓」と呼ばれる5名で宮域での商いを特別に許可された人たちです。
角度を変えて見てみます。
位置関係が分かりにくいので反対から見てみましょうか。
向こう側に見えている建物が、今くぐった「大門」ですね。その手前に5つの白い傘が見えます。本当に門をくぐってすぐなんですねー。
で、五人百姓は何を売っているんでしょうか?
それは飴です。もちろん普通のアメちゃんではありません。
加美代飴
どんな飴かと言うと、「加美代飴」というべっこう飴です。そんなしゅわしゅわソーダなやつとかハイチュウがこんなところに売ってたらオカシイでしょ(笑)。
5枚500円、11枚1,000円、17枚1,500円と箱に書いてありますね。どんな飴かと言うと……
こんな風な扇の形をしていて、黄金ちっくな色です。普通にそのまま食べてもいいですけど、デカすぎます。
どうやって食べるかというと、ほら、小さなハンマーが見えます? このハンマーで割って食べるんです。
このハンマーが可愛らしいし、なんか記念に取っておけるのでお土産としてオススメです。
桜馬場
さて、大門をくぐって、五人百姓を越えるとしばらくは階段のない石畳の道が続きます。
うーん。久々に階段から開放され、嬉しいですね! まぁ、嵐の前の静けさという話もありますが(笑)。
この150mほど続く道は「桜馬場」と呼ばれる道です。もちろんその名のとおり、春に行くと見事な桜が道の両側に咲き誇っている道なんですね。
右手側には「金壷百萬圓」と書かれた大きな石がたくさん立ち並んでいます。神社に寄付した人の名前が彫ってあるやつですかね? すごいな!
左側には石の燈籠がいっぱい並んでいます。見事です。
正月になると、こんな風に提灯がずらーっと並びます。
この桜馬場にはその名のとおり、春になるとこんなに美しく桜が咲きます。
桜の写真をもう1枚。
立派な鳥居があります
その桜馬場の中には立派な鳥居があります。ここで写真を撮っている人をいつも見かけます。
こんぴらさんの宝物館
この桜馬場の途中で右側にこんな入口が?
こんぴらさんの宝物館があるんですね。
宝物館の中には、「十一面観音立像(重要文化財)」、「三十六歌仙額」などがあります。行ったことがないので、また行ってきます。
橋がある??
ん?
鳥居をくぐって、桜馬場の途中に、なんかよくわからないものを発見。
石橋です。でも、川なんてないですよね。橋のコスプレか?!と思い、石柵の向こう側を見てみました。
どうやら小川があるようですね! 小さいし、水が流れていないですが。
そうそう。雨の日とか、大雨の翌日にこの辺りを見ると、こんな感じ(見づらくてアレですが)で、小さい滝みたいなのが見られます。
365段目(大門)から431段目まで
平坦で観光客のオアシス「桜馬場」を越えると、出ました。階段アゲインです。
階段って言っても、365段目の大門から、次の面(← ゲームかいっw)の広場まで 66段だけですけどね(笑)。
431段・神馬のいる広場まで着きました!!
おおー! やっとここまで着きました。やっと中盤って感じですけどね。785段中の431段目です。
階段を登ってきて、左奥には厩があります。ここには神馬がいるんですよね。子どもに大人気です。
神馬は神様がお乗りになるための馬のことですね。
馬は2頭いて、白馬が神馬の月琴号です。
この神馬は、「お十日」と呼ばれる一年に一度(十月十日)に行われるお祭り(例大祭)で、下界(?)にある鞘橋という橋を渡って、金刀比羅宮神事場に行くようです。
なかなか風情のあるイベントです(まだ行ったことない!)。
もう一頭の黒馬の方は「トウカイ・スタント号」というサラブレッドだそうです。
【2018年4月16日追記】黒馬が白馬に代わっていました。
この白馬は、G1優勝馬「マヤノトップガン」と「アラブランカ」を親に持つ「ルーチェ号」だそうです。
運がよいと神馬が走る姿を!
私が年末の12月30日に行ったときには、なんと! 神馬が外を走っていました!! もう10回ぐらい行ってるのに初めてです(ちゃんと綱でつないでいます)。
ちなみに後ろに見えているめっちゃ大きなプロペラは今治造船からの奉納だそうです。すごい迫力。
こんぴらさんも当社もうまく回っていきますように…。そんな願いから、平成六(一九九四)年九月に大型船のプロペラ(スクリュー)を奉納しました。実際、こんぴらさんの奉納物の中で、最大級ではないでしょうか。何しろ、直径六メートル、重さは一九・二トンあり、五翼のものとしては当時、世界で最大級の本物のプロペラです。
金刀比羅宮 美の世界-四国新聞社 より引用しました。
なんか神馬のたてがみみたいになっています。それにしても、神馬はかわいいですね。
大きなクスノキ
大広場の中央には大きなクスノキがあります。
クスノキを見上げると……。
こちらは元旦バージョンです。
元旦には、こんな大きな絵馬みたいなものでクスノキの周りを囲んでいます。
こんぴら狗の銅像
広場にはこんなものも。
イラストレーターの湯村輝彦さんのデザインのこんぴら 狗(いぬ)の銅像です。
こんぴらさんを登るのは大変です。っていうか、交通手段のなかった昔は、こんぴらさんに辿り着くまでも大変でした。
なので、人間の代わりに犬が代参(代わりにお参りに行くこと)をすることもあったそうです。その犬を「こんぴら狗」と特別に呼んでいたんですね。
ほら……。
だからだと思うんですけど、こんぴらさんではよく犬連れの参拝客を見かけるんです。こんぴらさんにはそういう歴史があったので、犬を連れての参拝もOKなんですねー。
こんぴらさんに象の像??
そして、こんな像もありました。象の像です。
こんぴらさんのある山は遠くから見ると象に似ています。
そのため「象頭山」と呼ばれるんです。ということで、こんな象の像が置いてあります。ちょっとダジャレっぽいけど。
ちなみに桜の季節にはこのへんには枝垂れ桜が咲いてきれいですよー。
桜馬場西詰銅鳥居
そして次に進むところなんですけど、こんな大きくて立派な鳥居があります。これは要チェックです。
だって、この鳥居、銅でできていますから! もうちょっと近くに寄ってみますね。
これはぜひ知っておいてください! そう思うとこの鳥居、スゲーって思って写真とか撮りたくなるでしょ。
元は高燈籠の東側にあったものを、大正元年(1912)に力士の12代目朝日山四郎右衛門が現在の場所に移設して修復しました。
金刀比羅宮 | 御本宮 参拝ガイド より引用しました。
別の場所にあったのをこっちに持って来たんや! すごいな。
そして、この鳥居の下にある「狛犬」です。
さて、今回はこんぴらさんの大門から、広場までを紹介しました。階段にして365段目の大門から、大広場までは66段だけですが、見どころ満載ですねー。
この広場にいる神馬は子どもたちにすっごく人気です! お子さんがいる方は、ここまで来る道中に駄々こねられたら、「あとちょっとでお馬さんがいるよ!」とテンションを上げさせてみてください。
こんぴらさんの見どころをまとめたこんぴらさんスポットまとめもぜひご覧くださいね。