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こんぴらさんに来る前に! 知っておくと10倍楽しくなるアレコレも人気です。ぜひご覧ください。
香川県でもっとも有名な観光地「こんぴらさん」。
本記事では、こんぴらさんの入口である表参道から、大門(365段目)までの見どころを紹介します。
目次
表参道
スタートはここ、こんぴらさんへと続く古い町並み。お店の立ち並ぶ「表参道」です。

表参道に入ります!

こんなイイ感じの建築がいっぱいあります。外国人の観光客もちらほらと。

正面に台形の山が見えていますね。これが象頭山(琴平山)です。ここにある階段をひたすら登っていくんですね。
表参道にある御神木(金陵醸造元の中庭)
表参道にはたくさんのお店があります。
そのうちの1つである「金陵」の醸造元。

金陵というのは香川県のお酒の店です。
この中を通って、中庭に行くと?!

なんと、こんなパワースポットな空間になっていましたよ。大きな御神木があります。

この御神木は、楠です。

こんなふうに書いてありました。
御神木の楠
大樹は霊の木。大樹は多量の水を有する。又、楠分限も願い永々の酒づくりの守木、御神木の楠と崇められております。
樹齢推定・鎌倉時代
金毘羅信仰に修験道天狗信仰があり人々の災難を救った天狗が象頭山に帰る時、金陵の楠で休息し、お山に帰ったという伝説があります。
わたしはパワーはわかりませんが、きっとパワースポットですよ、ここは。

金陵の内側にこんなスポットがあるなんて、知らない人も多いのでは?
表参道はソフトクリームの聖地?
じつは こんぴらさん の表参道は、なぜかソフトクリームの聖地になっています。
まずは古くからある「かまたまソフト」。

ええ。ショウガベースのソフトクリームにネギと醤油。
ちょっと変わったソフトクリーム「かまたまソフト」はぜひ食べてほしいです。
ほかにもこんな「おいりソフト」はInstagramで人気に火が付きました。

ほかにも、「しょうゆソフト」や「はちみつソフト」の食べられるお店もありますよ♪
表参道のうどん屋さんは2軒
表参道には讃岐うどん屋さんが3軒あります。
表参道のうどん屋さん
こちらはこんぴらうどんのしょうゆうどんです。

どのお店も美味しいですよ(ただし観光地なので値段は高め)。
記念すべき一段目の階段
さて、うどん屋さんを越えた辺りに、記念すべき第1段目の階段があります。

今から785段を登りますからね。先は長いです。
ここから右を見ると、「アカボシ珈琲店」がありますよ。

センスのいいお店なので、ぜひ帰りに寄ってみてください。
さて、階段に戻りましょうか。

ここを登り始めると、さっそく左手側にイイ感じの建物が。

こんぴらさんには古くからの建物がいっぱいあって、本当にステキです。

そして、ここからもおみやげ屋さんが大門までずーっと続いています。

あ、そうそう。こんぴらさんはどこも禁煙です。

もしお子さんがいる場合、おみやげ屋さんには要注意(笑)。

アニメのグッズなどを売っている店もあり、ここで子どもが必ず足を止めます。
子どもが欲しがるのもわかるのですが、ここまで来てアニメグッズは買いたくない(笑)。
100段目です
ちょっと行くと、こんな看板(?)が。

ちょうど100段目です。
「まだ100段かー!」と思うのか、「もう100段!?」と思うかは重要です。
まだ長いですからね。
左手には昔ながらのポストがあり、道が2つに分かれています。

これは、右手側が進むべき道です。
左手に行くと資生堂パーラー 神椿にたどり着けます。山道ですが。
なお、写真に写っている郵便ポストはちゃんと機能していますよ。
「一之坂鳥居」と重要有形民俗文化財「備前焼狛犬」
100段目を越えたあたりに、こちらの鳥居があります。

113段目にある「一之坂鳥居」です。
こんぴらさんに入って最初の鳥居になりますね。
そしてその下に狛犬がありますが、これはただの狛犬ではありません。

「備前焼狛犬」です!
なんと備前焼で焼いた狛犬で、重要有形民俗文化財として指定されていますよ。
ただ残念ながら、知ったうえで登らないと、見づらいところにあるため気づきにくい……。
わたしも、5回目に登ったぐらいにやっと気づきました。
急な一之坂
そして、さきほどの「一之坂鳥居」を抜けると、「一之坂」と呼ばれる急な坂(階段やけど)があります。

ここ、なかなかキツイ階段です!
この傾斜が365段目の大門まで続くのでこれは大変です。
そんな人のために 駕籠 屋さんもいます。
下の写真みたいな感じで、門の365段目まで人力のかごで乗せて行ってくれるようです。

往復 | 6,800円 |
---|---|
登り | 5,300円 |
下り | 3,200円 |
体重制限は100kgで、子ども2人での利用も可能です。
あと、身体障害者などの正当な理由がある方は、事前に宮の許可により596段までご利用できるそうです(料金は通常の2倍)。
重要有形民俗文化財の「灯明堂」
そして一之坂を少し登ると、左手側に重要有形民俗文化財の「灯明堂」があります。

この木造の中には、たくさんの釣燈籠が吊り下げられています。

これ、暗くなると照らしてくれるんですね。
一之坂を登って行くと大門が見えてきました。

奥に見える大きな建物がちょうど365段目にあたる「大門」です。
この門が見えたあたりで観光客がときどき「ああ! 見えた見えた! けっこう楽だったね!」みたいに言うのを聞くことがあります。
でも、まだまだこれからですよ。
ゴールだなんてとんでもない! やっと、門に辿り着いただけで、わわばスタート地点ですっ!!
琴陵宥常の銅像
さて、大門が近づいてくると、右手側に広場が見えます。

この広場には琴陵宥常 の銅像があります。

琴陵宥常は、第19代宮司で「帝国水難救済会」を創立した方だそうですね。
ちなみにこのあたりの横道(右手側)から裏参道(遊歩道)へ行けます。
こちらが、裏参道に行ける道の入口。

裏参道はぜひ帰りに通ってみてください。
重要有形民俗文化財「青銅大燈籠」
そしてもう大門(365段目)の目前である351段目の右手側に金刀比羅本教総本部があります。

この立派な建物は、明治10年(1877年)に建てられたそうです。
そして金刀比羅本教総本部の前には、こちらの大きな燈籠があります。

この立派な燈籠は「青銅大燈籠」と呼ばれる重要有形民俗文化財です。
これはすごい!

これ、ぜんぶ青銅でできているんですね。この青みが美しい……。
大門に着きました!
そして、急な階段を登った先にある365段目の大門に着きました!

この写真は12月末に「フライング初詣」に来たときの写真です。
すでに元旦の用意がされていて、初詣気分を先取りっ!


個人的には初詣はフライングして、年末に行くのがオススメ。
なぜなら、元旦は人混みのすさまじさが桁違いだからです。

とはいえ、大晦日にもけっこう人がいます(昔はもっとすくなかったのですが)。
大門から、今まで登ってきた道を振り返るとこんな感じです。

こうやって見ると、スタート地点とも言える大門(365段目)までの道中ですら見どころがたくさんですね。
というわけで季節感無視のこの参拝日記、続きます。
こんぴらさんの見どころをまとめたこんぴらさんスポットまとめもぜひご覧くださいね。