最近では、こちらの商品を目にすることが増えてきました。

次亜塩素酸を使用した除菌と消臭をしてくれる「プーキープロケア」という霧吹きの商品です。
実はこの商品、香川県にあるプーキートレーディング株式会社さんが製造・販売していて、年々、そのすばらしさが注目されてきています。
今回は、この商品を売る「難しさ」について、プーキートレーディングの奥田さんにお話を伺ってきました。

プーキープロケアとは??
プーキートレーディング株式会社で取り扱っている商品「プーキープロケア」はこちらです。

これは霧吹き型ですが、ほかにも噴射型の商品もあります。
噴射型というのは、次のように中に入れた液体が霧状になって部屋の中に広がる装置のことです。

インフルエンザのようなウイルスは湿度に弱いことから、お店や病院に置かれていますよね。
ただし、プーキープロケアの噴霧器は、「ただの水」を噴霧するわけではありません。
「次亜塩素酸水」という液体です。
次亜塩素酸水は、製造そのものが非常に難しいだけでなく、販売にあたってもさまざまな課題が伴うと言われています。
その課題について、プーキートレーディング(株)に伺い、お話を伺ってきました。
次亜塩素酸水は「魔法の水」?!
お話を伺ったのはこちらの2名です。

さっそくですが、このプーキープロケアはどういうものですか?
ひと言で言うと「魔法の水」ですね!
え?……ええっ?!
今、奥田さん、おかしい単語言いませんでした? ドラクエとかゼルダに出てきそうな?
はい。魔法の水です(笑)!

な……なるほど。なんというか……(返事に困る)
ヨスさん、言いたいことはわかりますよ。
うさんくさいってことですよね?(笑)
いえ、そんなつもり……
……は……はい! うさんくさいです!(笑)
ですよね。だから困っているんです。事実なのにほかに表現のしようがない。
はい。私もはじめて聞いたときはそう思いましたが、実際に使ってみたり、使った人の話を聞くと「魔法の水」は的確な表現なんです。
具体的に言いたいのはやまやまだが……
販売をしている方に直接言うのも気が引けますが、商品を売るときは具体的に言わないとダメじゃないですか?「魔法」とかそんなモヤッとした言葉じゃなくて。
もちろんです。まさにおっしゃるとおり。
ほら「こんな効果があります!」みたいなのは具体的であればあるほどいいと思うのですが……(あれ? わかっているのにやらないのかな?)
はい。このプーキープロケアには「○○ウイルス」や「○○○」を死滅させる効果があるんです。

え?! めちゃくちゃすごいじゃないすか! 毎年大流行している「○○ウイルス」と「○○○」ですよね?「魔法の水」なんて言わずにそれを最初から言ってくださいよ(笑)。
それが言えないんですよ……。
ええー!? 石川さんまで。
なぜですか?
ヨスさん「薬機法(薬事法)」って法律を知ってますか?
はい。なんとなく知っています。
この商品は「薬」じゃないですよね。そのため、薬機法で「この病気が治る!」や具体的なウイルス名を記載して「それをやっつける」とうたうことは禁止されているんです。
なるほど。
データで証明できないの?
でもデータで証明できないんですか? そういう実験をしていますよね?
もちろんです! さきほどの「〇〇ウイルス」に関してもデータがあります。
でも……?
ところが、もしデータを公表するとしたら、その「○○ウイルス」という名前を伏せなければならないんです。
え?! それでは公表している意味がないですよね?! なにに効果が出ているのかわからないデータなんて無価値です(笑)。
そうなんですよ……。安西先生、どうしたらいいですか?(笑)
除菌してニオイを消す化学式?
ほかのところから攻められないんですか?「○○をやっつける!」以外に効果があるものは?
あ、ありますあります! 実は消臭効果・除菌効果がスゴイんです。
消臭、いいですね!
たとえば、これは噴霧器と同じ「魔法の水」こと「次亜塩素酸水」が入っているスプレーです。

これでシュッっとやれば、ニオイが消えて除菌できると?
厳密に言うと「除菌」ができているから「ニオイが消える」ということなんです。こちらを見てください。

アンモニア(尿臭)
2NH3 + 3HClO → N2 + 3H2O + 3HC l
……これって化学式ですよね?
まず「2NH3 + 3HClO」を説明すると、超くさいニオイにスプレーをシュッシュ!とやることです。それを化学式で書くと「NH3(アンモニア分子)× 2」+「HClO(次亜塩素酸水)× 3」になります。
おお!
わかりやすい!!
すると分解された分子たちが新しく「N2 + 3H2O + 3HC l」という形になるんですよ。
「N2(窒素)」+ 「H2O(水)× 3」+「3HC(塩酸)×3」ですね。
くさいニオイに「次亜塩素酸水」がかかると、窒素、水、塩酸に分解されるってことですか? 窒素、水はいいんですけど、塩酸って大丈夫なんですか?
「塩酸」って書くと「おおぅ?!」となりますが、「HCl」は実際は「H+」と「Cl-」に分かれてナトリウムイオン……うすい食塩水みたいな液体なるんです。ナトリウムイオンは水道水にも入っているので無害ですよ。
化学は苦手でしたがわかりやすかったです。つまりわたしみたいな人にでもわかる化学式にすると……
「くさいニオイ」+「シュッシュ!」→「安全な水」
ってことですよね?
ヨスさんのは、もはや化学式ではありませんが、そういうことです(笑)。
すごい!! ニオイが化学式で表現できることに感動しました!
え?!
そこっ!?
実際に「異臭騒ぎ」 を解決した話
ニオイといえば実際にこんなことがありました。ある施設で異臭騒ぎがあったんです……。
え……?!
(うわ……怖い話は聞きたくないなぁ)
実はその施設の更衣室で、ある方の足のニオイが大問題になったんですよ。それが業務に支障がでるほどのレベルの強烈なニオイだったそうで……。
そっちの異臭ですかっ!!(爆笑)
それでどうしたんすか?(笑)
デリケートな話題なので「あなたの足がくさいからなんとかしてください」なんて言えないですよね?

た……確かに。
その施設では「プーキープロケア」の噴霧器を使っていただいていたので「ニオイも消える」ということを思い出して、試しに更衣室に置いてみたそうです。

まさか……ニオイが消えた!?
そうなんです。完全に解決したそうで、もう一つ購入してくださいました。
足のニオイも消せるんですね!
「足のくさいニオイ」も雑菌の繁殖が原因ですからね。プロケアで菌をやっつけることでニオイは消えます。ちなみに化学式で言うと……
いえ、化学式は聞いてもわからないので、もういいです(笑)。
そういえば、こんな図も見せてもらいましたが、頭がついていかなかったので、説明ははしょらせていただきます(笑)。

菌(マイナス)と除菌(マイナス)で反発するのが今までの除菌だけど、マイナスでもプラスでもない中性的な次亜塩素酸水ならいい感じになるとかそういうお話でした。
なぜ次亜塩素酸水を製造しはじめたの?
そうそう。気になっていたのですが、プーキーさんはペットショップの会社ですよね? なぜ次亜塩素酸水の製造をはじめたのですか?
ペットショップもそうですが、弊社は畜産飼料の販売にも力を入れているんです。
あ! さっき見せていただいた倉庫の中にあった山ですね。すごくいい匂いでした。

そうです。で、畜産業者の方を悩ませる問題があるんです。それが乳牛の乳首から感染する病気で、もし感染するとミルクが廃棄になるんです。
ええー!? 廃棄ですか? どのくらいの損失なんですか。
経済損失は1千億円と言われています。
ええー!
……ん? でもどうして牛の病気の話題になったんでしたっけ?(たしか次亜塩素酸水の製造をはじめた理由を聞いた)
そこで次亜塩素酸水の製造をはじめたんですよ。
いや、ぜんぜん意味がわかりません!
その牛の病気の感染源の菌をやっつけることができれば、業者さんの救いになるなということで「安全に菌をやっつけられるもの」を作りたかったんですね。
なるほど。キツイ薬品だと、菌をやっつけられても牛自体を病気にしたり、ミルクに溶け出ても危険ですからね。つまり「安全な殺菌薬」が必要だったと。
まさにそういうことです。そして次亜塩素酸水の製造についに成功したんですよ!

すごい! 大成功じゃないですか!!
ところが大失敗だったんです!!
ええ?! そんなバカな?!(笑)
この乳房炎は内部で感染するそうで、次亜塩素酸水では表面だけの消毒しかできず、まったく役にたたなかったんです。
莫大なお金と労力がパァに!?
そういうことです。ただ、この次亜塩素酸水が体内に染み込まないことがわかりました。つまり人体にとって安全ということが、もっと理解できたのは不幸中の幸いです。
2009年に方向転換し現在へ
なるほど。で、次亜塩素酸水を作れるけど、なにに使おう……と?
はい。もうビジネスとしては完全に逆なんですけど(笑)。除菌ができるのでいろいろ調べたらすごいことになって……
でも薬機法で「このウイルスを死滅させられます!」と事実なのに言えないという……
はい。現在にいたります(笑)。
なるほど。石川さんは代理店としてたくさんのお客様に使っていただいていると思いますが、反響はどうですか?
もちろん大好評です。お客様がおっしゃった言葉で一番印象的なのが「プロケアはなんにでも効きすぎる」という言葉。
スゴイですね。販売している側がそれを言うとうさんくさいですが、お客様が言ってくださるのは「生の声」ですからね。そんなに効くんですか?
はい。菌やウイルス、花粉まで、いろいろなものに効きます。

なんにでも? たとえばあの嘔吐下痢になる菌にもですか?
ですね。一般的にはアルコールが効くと言われていますが、アルコールでは「あの菌」にはまったく効力がないんです。……すでに介護の方の間では常識ですが。
なので、嘔吐などがあった場合、次亜塩素酸ナトリウム(←名前が似ているが、ハイターのような別物)を500倍にして、それで拭いているんです。
500倍にうすめて使うって……そうとう危険な薬品っていうことですよね。500倍って……(笑)。

そのとおりです。なので拭く方の手荒れもひどく、布巾もあとで洗うのが大変だったそうです。でもプロケアを使いだしてからは手荒れもまったくないし、菌が分解されて水になるので放置でいい。二度拭きの手間もなくなったと言っていました。
殺菌だけでなく、安全なのでそういう利点もあるんですね。まさに「魔法の水」ですね。
現在、うちのサイトでも一部載せていますが、医療関係で使われはじめているんですよ!
【追記】このインタビューの後日、たまたまテレビを見ていたらこんな場面が!

お医者さんが診療している背景に、プーキープロケアが映っています。
まさにこちらの商品ですね。

お医者さんはちゃんと効果を知っていて、先駆けて使っているんですね。
え? 薬機法で具体的に言えなくてもジワジワと認知されてきているんじゃないですか?
はい。おかげさまで、少しずつ知られてきているみたいです。そして、医療や介護の方面だけでなくもっとご家庭でも使ってほしいですね。
わたしも同感です。今回はいろいろなお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
今回の対談で感じたことのまとめ
さて、インタビューが長くなったので、感じたことをまとめます。
まず、この「プーキープロケア」は本当にすごそうな商品だということ。
でも、薬機法という法律があるため、そのすごさをきちんと伝えられない問題があります(これは完全に企業側の視点です)。
逆に消費者側の視点から見ると、この薬機法のおかげで悪徳業者から守られています。
厳しい法律がないと「これに効く!」「アレに効く!!」となんでもかんでも根拠なく書く業者が出てくるからです。
そんななか、泥くさいかもしれないですが、ネットではなくリアルに会って、地道に商品をアピールしてきてそのよさをわかってもらえるようになってきているわけです。
とくにお医者さんのような見識のある方に選ばれているというのは強みですね。
今回の対談で気づいたのは、たとえよい商品でも伝えにくかったりわかりにくいものがあるということ。
おもしろおかしく書きましたが、そういう生産者側の苦悩が伝わるとうれしいです。
参考: アドバンス・ウイング株式会社
「プーキープロケアってよさそう!」と思われたら、ぜひこちらから商品をご覧ください。
部分的に除菌したい場合はこちら
噴霧器もセットに「スターターセット」













