[こんぴらさん431~628段]黄色以外のお守りは社務所門で買える【こんぴらさん参拝日記(3)】

黄色以外のお守り
ヨス

執筆者

香川県丸亀市在住。香川で生まれ、育ったブロガー。2013年に始めたブログ「ヨッセンス」は月に100万回読まれるブログに。香川県の楽しいところ、美味しいものを紹介します。著書『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』『読まれる・稼げる ブログ術大全』。

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こんぴらさんに来る前に! 知っておくと10倍楽しくなるアレコレも人気です。ぜひご覧ください。

前回は431段目にある神馬の広場までたどり着きました。

今回は628段目の旭社まで行きますよー。約200段の冒険です。

477段を目指して再出発

さて、かわいい神馬を見た後は再び階段に向かいましょう。

431段の神馬のいる広場を出て477段目の社務所門を目指します。

桜馬場西詰銅鳥居
桜馬場西詰銅鳥居

「桜馬場西詰銅鳥居」という銅で出来ている門をくぐってから階段を登ります。

急な階段を登っていきます
急な階段を登っていきます

まぁまぁ急な階段です。

階段を登らなければ高橋由一館があります

階段を登らずに右に行くと、高橋由一館があります。

高橋由一館がある
高橋由一館がある

ここには高橋由一さんの常設展をやっています。

中は撮影禁止だったので、入口の写真までしかありませんが。

高橋由一さんはこういう方です。

「日本洋画の開拓者」「幕末明治の巨人」と称される高橋由一は、「鮭」(東京藝術大学所蔵、重要文化財)「花魁」(東京藝術大学所蔵、重要文化財)の画家として広く知られています。その高橋由一の油絵27点が金刀比羅宮にあります。

金刀比羅宮 | 高橋由一館

高橋由一さんとこんぴらさんは関わりが深いみたいですね。

477段 社務所門

階段を登った右手側に「社務所門」という門があります。

社務所門
社務所門

「社務所門」という名前の門です。

でも、この門は今では「書院」の勝手口となっています。以前、社務所が書院に付属していた頃の名残で、今でも「社務所門」と呼ばれているんだそうです。

まぁ、とにかくこの門の向こうには書院があります。せっかくなので行ってみることに。

この社務所門の向こうは書院
この社務所門の向こうは書院
書院の建物
書院の建物

立派な建物です。御書院では伊藤若冲や円山応挙の襖絵などが公開されているそうです。私はまだ見たことがありませんが。

有名なのは円山応挙によって描かれた『遊虎図・遊鶴図』です。水を飲む虎や鶴の舞う姿が写実的に描かれています。

この書院の隣にはお守りを売っている御守所があります。ここ、結構見逃しがちですが、チェックです。

書院の横にある御守所
書院の横にある御守所

ここの御守りはいろんな種類があるんですよー。

赤、青、緑、白の4色のこんぴらさんの御守りがあります
赤、青、緑、白の4色のこんぴらさんの御守りがあります

なんと! ここには赤、青、緑、白の4色のこんぴらさんの御守りがあります。幸せの黄色いお守りは、上まで登らなければ手に入りません。上手いことやっていますね。

ちなみに、毎年5月5日と7月7日には書院前の庭で蹴鞠(けまり)が行われているそうです。これも見てみたいなぁ。

雨の日なら滝が見られる

さて、社務所門を出て、元の道に戻ります。

社務所門方向から見た風景
社務所門方向から見た風景

社務所門から少しまっすぐに行くと、右手側にこんなものが。

石の間に穴が?
石の間に穴が?

ここですが、雨の日に来ると、小さい滝になっています。

雨の日は滝になる
雨の日は滝になる

ということで、雨の日に来るのはラッキーですよ。

500段目 神椿に着きました

そのまま少しまっすぐ行くと、ついに500段目に到着です!

500段目の広場に着いた
500段目の広場に着いた

500段目は玉垣(神社にある石の柵みたいな囲い)と石畳の広場になっています。ちょっと一息つけますね。

「神椿」というレストラン

この広場には下に下りる階段があります。

下りる階段
下りる階段

ここを下ると地下に資生堂パーラー カフェ&レストラン「神椿」があります。 おおー! まさかこんなところにって感じですよね。RPGで言うと塔の中に宿屋があったような感じです。

階段の下をのぞいてみると……

神椿の壁には
神椿の壁には

壁一面にすっごく大きな絵が描かれています。

これは、田窪 恭治さん(美術家・金毘羅宮文化顧問)がこんぴらさんにもともと咲いているヤブツバキをモチーフに描いた作品。

素材はなんと有田焼の白磁! そこに鮮やかなブルーのみでヤブツバキを描いています。

595段目: 祓戸社

神椿を後にし、さらに階段を登りましょう。

500段目から上に行く階段はわりときつい
500段目から上に行く階段はわりときつい

500段目から登る階段はわりときついです。でもこの辺の階段が一番こんぴらさんっぽいと言っていいかもしれません。

こんぴらさんらしい階段のすてきな写真が撮れると思うので、ぜひ。

595段目にある祓戸社
595段目にある祓戸社

595段目に着くと、祓戸社があります。

祓戸社の御祭神は、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神です。神道の真髄ともいうべき、罪穢を祓い清める神様です。本殿は流造・銅板葺です。

金刀比羅宮 | 御本宮 参拝ガイド

参拝者が手を清めるために使う手水舎(ちょうずや・てみずや)もあります。清めておきましょう。

手水舎があります
手水舎があります

そして、その東側にはこんな馬の銅像が。

馬の銅像
馬の銅像

この銅像は、萬野汽船株式会社の創業者である萬野裕昭氏から献納されたものだそうですね。

私的には、この銅像の周りにめっちゃたくさんある灯籠に「おおー!」って思いました。

旭社を目指して

このへんまで登ってくると、結構標高も高くなっています。階段から左手側を見ると立派な木が見えます。この辺、個人的にけっこう好きです。

立派な木が見えます
立派な木が見えます

さて、前を見上げると、大きな建物が見えてきますよー!!

旭社が見えてきた
旭社が見えてきた

この大きな建物は628段目にある旭社と呼ばれる建物 です。あまりにも立派なので、よく御本宮と間違えられます。

旭社に着いたー!
旭社に着いたー!

こんぴらさんを10倍楽しむアレコレという記事にも書きましたが、旭社は一旦スルーしてから、まずは御本宮を目指します。ここを参拝するのは御本宮の後……という決まりがあるからです!

さて、今回は431段目の大広場から神椿のある500段目を越え、628段目の旭社に来ました。

いよいよゴールの785段も近づいてきましたね!! 次の記事ではたどり着きそうです。たぶん。

こんぴらさんの見どころをまとめたこんぴらさんスポットまとめもぜひご覧くださいね。

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